【新機能】Chrome Enterprise Premium は企業のエンドポイントセキュリティに特化したサービスだった #GoogleCloudNext

【新機能】Chrome Enterprise Premium は企業のエンドポイントセキュリティに特化したサービスだった #GoogleCloudNext

Google Chormeの新機能「Chrome Enterprise Premium」を調査しました!!!
Clock Icon2024.04.09

Google Chromeとは

Google Chromeとは、Googleが開発した無料で使用できるウェブブラウザです。
WindowsやAndroidユーザーの方であれば、馴染み深い検索エンジンであると思います。(もちろんMacでも使用可能)

個人的に便利だなと思う特徴を5つ挙げます。

  • 自動アップデート機能にてセキュリティパッチが定期的に適用される。
  • シークレットモードを使用すると、閲覧履歴やダウンロード履歴が保存されないため、プライバシーを保護する&キャッシュを意識せず使用可能。
  • Chromeウェブストアから様々な拡張機能を追加することで、ブラウザの機能を拡張しカスタマイズ可能。
  • Windows、macOS、Linux、Android、iOSなど、多くのオペレーティングシステムで利用可能。
  • Googleアカウントと同期可能で、ブックマーク、パスワード、履歴などのユーザー固有のブラウザデータを複数のデバイス間で同期できる。

Chrome Enterprise Premium とは

本日(現地時間:4/9)Google Cloud Next '24に合わせて、Google Chromeの新機能Chrome Enterprise Premium公式ブログが発表されました。

主に企業などのエンタープライズ規模でGoogle Chromeを使用する際に購入できるプランで、エンドポイントセキュリティの強化に最適なサービスです。

またもう一つ存在するプランChrome Enterprise Coreの上位版という位置付けが今回のEnterprise Premiumなります。

Chrome Enterprise CoreとChrome Enterprise Premiumの比較

すでにそれぞれの特徴の比較が公式HPにありましたので、簡潔にまとめて共有します。

Chrome Enterprise Core

  • 無料
  • エンタープライズ対応ブラウザ
  • クラウド管理
  • 拡張機能のセキュリティと管理
  • サードパーティ製統合
  • サードパーティ製ソリューションによる管理
  • マルウェアとフィッシング対策(セーフブラウジング)
  • Chromeセキュリティインサイト

Chrome Enterprise Premium

Chrome Enterprise Coreの機能で次の要素が追加されます。

  • マルウェアのディープスキャン
  • URLフィルタリング(ウェブサイトカテゴリに基づく)
  • データ損失防止
  • SaaS、Google Cloud、およびプライベートWebアプリへのコンテキスト認識アクセス(Chrome経由)

Chrome Enterprise Premiumの機能詳細

下記、公式ブログの情報を簡潔にまとめます。

  • Enterprise controls
    • ポリシーの適用やソフトウェアアップデート、拡張機能の管理を行い、企業のポリシーに従う形でRDP、SCP、SSHおよびその他のTCPプロトコルをサポートする。
  • Security insights and reporting
    • イベントレポート、デバイスレポートなどの企業全体で可視性が必要なフォレンジック機能をサポートし、他のGoogle製品やサードパーティ製のセキュリティソリューションとの統合が可能。
  • Context-aware access controls
    • コンテキストに応じたアクセス制御を用いて、SaaSやWebベースのアプリケーションへの継続的なゼロトラストアクセスを実現させ、認可されたアプリケーションと非認可アプリケーションのデータ流出リスクを軽減することができる。
  • Threat and data protection
    • AIを活用したコンテンツ検査、データ損失防止、アンチマルウェア、アンチフィッシング、動的URLフィルタリング、サイトのカテゴリ分別などを提供する。

上記の特徴からよりエンドポイントセキュリティの機能をさらに向上させたサービスだと思います。(Chromeの機能なので当然ですが)

また、公式ブログでもゼロトラストという言葉が常に使用されており、ユーザがインシデントを起こさぬように、企業側で事前対策をしておくといった思いも感じられます。(SREの考え方にも重なる部分とも思いました)

料金

料金は公式サイトによると月額6米ドル/ユーザーといった模様です。
まだGAされたばかりのサービスなので、気になる方はChromeの専門家に相談するのがいいかもしれません。

まとめ

今回はGoogle Cloud Next '24に合わせて公式ブログで発表されたChromeの新サービスである「Chrome Enterprise Premium」 についてブログを書きました。

実際に私の会社では導入がされていないので、ハンズオンはできませんが、今後機会があればさらに更新された情報などをブログにしたいと思います。

Google Cloud Next'24振り返り勉強会

Next '24 の翌週に帰国したばかりの現地参加メンバーが振り返り勉強会を行います。
会場の入管管理のため参加申込が4月15日(月)までとなっているのでご注意ください。

【4/17(水)ハイブリッド】クラスメソッドGoogle Cloud Next ’24ふり返り勉強会

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